また来てしまった「大織部展」。 千利休から贈られ、筒を織部が作った茶杓「泪」。11日~15日の期間限定展示を見るための再訪。
贈られた織部が、筒に漆を塗り、覗き窓をあけ、位牌代わりに拝んだという。瓢げた様子の全くない、厳粛な気配を醸し出す。 処罰を恐れ皆が尻込みする中、護送される利休を細川忠興と二人で見送ったというほど師を敬愛していた織部。 日々これを拝んでいた心中を思い、胸が熱くなった。
往復250㎞は楽ではないけれど、見ることができて本当によかった。