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以下、長文で失礼します。
朝一番のAigulle du Midi展望台行きのロープウェイ乗り場に来てみると、
もうすでに、ザイルとヘルメットを持ったクライマー達が、大勢並んでいました。
私の前いた風格のあるクライーマーは、ザックに年期の入ったピッケルとアイスバイル等を着けていました。
ピッケルだったかアイスバイルかどちらかに、CAISSのメーカ名が記してあったので、思わず声を掛けてしまいましたデス。
彼の話によると、この後から並びに来た友人と二人一緒に、カナダから来たそうです。
Riccardo Cassin等の話をしていたら、私の態度のデカさに、
何と勘違いしたらしくて、
『ところで君は、北壁の何ピッチ目が一番難しかったんだい?』
らしき内容の質問が・・・・!!
さすがに、大ボラ吹きで鉄面皮な私でも、
「 Riccardo Cassinが、北壁のウオーカバットレスを最初に登り切ったのを、知っているだけ!!」
「 私は、現在、ただの観光客デス!」
と、膨らんだお腹を見せ、何とか言い訳に、
「 40年前の学生時代には、日本の山を約4百日以上登ったけど・・・ 」
と、弁明に大わらわで、四苦八苦してしまいましたデス。
その後、ロープウェイ乗車で人込みに紛れて、彼らと逸れてしまいました。
Aigulle du Midiに上がって散策していると、手を挙げて笑顔で寄ってきた彼らに再会ました。
記念にと、自分の背中に貼っていたホカロンを、
四~五重に着ていたレイヤリングの深部に貼ってあげました。
で、硬い握手をして、登攀の成功を祝福しましたデス。
良い写真は撮れなくとも、今回の旅行で、一番の良い思い出になりました。
駄文恐縮でしたデス。
AWB,CS:Standard (sharpness+1),DRO,Movie撮影・動画をPMHでJPEG出力,
2017年6月下旬シャモニ・パリ行 シャモニー・Aigulle du Midi展望台にて2:に上がる前
シャモニー編:エギュー・ド・ミディ来訪2日目の午前